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2012年9月13日木曜日

20億のコスト減が実現?コロワイドのレックス買収における狙いと展望


先日10月1日付けで居酒屋グループ大手のコロワイドと「牛角」で有名なレックス・ホールディングスの買収のニュースが流れ、飲食業界ではいろいろな話が出ていますが今回の買収でコロワイドはどう得したかというようなお話です。












まぁまだ断定してどこが得したかという事は言えないんですが
コロワイドは137億円という価格で1200店舗を手に入れたわけですから単純計算で1店舗1千万円位で手に入れた計算になります。

1200店舗を1店舗1店舗作っていくとなると相当な時間とお金を使うのでこれは良い買い物だったと思います。

また、コロワイドは業態のほとんどが居酒屋なので、最近の若者の酒離れや、震災、景気の停滞などで、家族客を狙うファミレス等に比べ、震災後の2011年は前年対比が2割減とかなりリスクの高い収益構造になっていました。(ファミレスは1割減位)

なので今回の買収でコロワイドは家族客を狙う牛角などを手に入れる事が出来るので、この辺でもメリットがあるといえます。


さらにコロワイドは自社で食品加工向上を神奈川県内に持っていて、現在稼働率が40%程度なので今後フル稼働まで持っていけますし、スケールメリットを活かして大量仕入れを実現して約20億円もコストが削減できるといわれています。

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食品加工工場
株式会社コロワイドMD
http://www.colowide.co.jp/corpo/group-md.html
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しかしながら牛角を中心としてレックスの業態は赤字が続いているので、これをどう立ち直らせるかがまず第一です。

まぁM&Aして大きくなっている会社なのでその辺の今後は楽しみにしています。

あと不安材料として残るのはレックスはフランチャイズ(FC)が中心の経営だったため、コロワイドは基本直営店経営のためそのノウハウがあるのかどうか、フランチャイジーオーナーからの信頼を得られるかも大きなカギになると思います。



















さらに西山社長もFCオーナーからするとカリスマ的存在だったので
西山社長の去就によっても今後いろいろ変化が起きそうですね。


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